このたび、第34回日本発汗学会総会を、2026年8月29日(土)・30日(日)にお茶の水にて開催させていただくこととなりました。東京での開催は、2008年の第16回を東京医科歯科大学皮膚科
横関博雄前教授、2020年の第28回を早稲田大学人間総合研究センター 戸川達男先生が会頭を務められて以来、3回目となります。
地球規模の温暖化により猛暑日が更新される真夏に開催される本学会が、気温にも負けない熱い意見交換の場となることを期待しております。さらに今回は、多汗症診療においてしばしば問題となりながらも、いまだ十分に対応しきれていない「におい」に焦点を当て、その正体に迫るとともに、私たちがどのように認知しているのかについて思考を深める講演を企画しました。汗とにおいの関係について、新たな視点を得る機会となれば幸いです。
近年、発汗は多すぎても少なすぎても生活に支障をきたすことが注目され、それぞれの疾患に対する病態解明や治療開発が進んでおります。本学会では、汗に関連する疾患の病態解明を通して、発汗がヒトにとって欠かせない生理機能であることも改めて発信したいとの思いから、本大会のテーマを《BALANSWEAT》としました。この造語には、我々が目指すべき、“ちょうどよい汗”とはなにかを問い続ける姿勢を込めています。
本学会は医学領域のみならず、生理学・工学・企業などの異なる背景をもつ会員によって構成されるユニークな会です。1日目のプログラム終了後には、会員同士の懇親の場をも設けております。ぜひ多くの皆様にご参加いただき、日ごろなかなか共有しにくい汗とにおいの会話を存分に楽しむ活発な交流が生まれる場となれば嬉しく存じます。
最後になりましたが、本大会開催の機会を賜りましたこと、ならびに開催にあたり多大なるご支援をいただきました皆様に、心より御礼申し上げます。
本学会が、発汗についての理解と解像度を高める場となることを願い、皆様と真夏のお茶の水の地でお会いできますことを心より楽しみにしております。
会頭 藤本智子